頭皮乾燥、フケ、かゆみの病気│皮膚科が行う治療法やお薬情報

解説うさぎ

頭皮の乾燥に伴うトラブル・疾患には様々な種類があり、治療薬や治療法は異なります。

 

放置しておくと、症状が悪化したり慢性化する恐れがありますので、疑いがある場合は自己判断せずに、迷わず病院・皮膚科に相談しましょう。

 

 

脂漏性皮膚炎

脂漏性皮膚炎の症状・特徴

軽度であれば痒みは感じず、大きめのフケの発生が見られますが、症状が悪化すると、加齢臭のような頭皮の臭い、痒み、湿疹、かさぶたが発生していきます。

 

ひどくなるにつれ痒みもひどくなり、抜け毛、薄毛の原因にもなります。

 

頭皮が乾燥していても、脂漏性皮膚炎は発症します。脂漏性皮膚炎になったからといって頭皮をしっかり洗ったとしても逆効果の場合もあります。

 

脂漏性皮膚炎の原因

私たちの肌に常にいる常在菌のマラセチア菌は皮脂をエサにし、脂肪酸を排泄します。この脂肪酸が頭皮に付着すると炎症を起こし様々なトラブルを引き起こします。

 

脂漏性皮膚炎の原因についてはよくわかっていない点は多いのですが、皮脂の過剰分泌、ホルモンバランスの乱れ、ストレス、生活習慣の乱れ、ビタミンB不足、すすぎぶそく、洗いすぎなどが原因と言われています。

 

脂漏性皮膚炎の治療

脂漏性皮膚炎は慢性化しやすく、治ったとしても再発を起こしやすいため、症状の重さに関係なく医師に相談することをお勧めします。

 

皮膚科では以下のようなお薬を必要に応じて処方されます。

  • 炎症を抑えるためのステロイド剤
  • マラセチア菌を抑えるための抗真菌薬
  • 痒みを抑えるための抗ヒスタミン剤(内服)
  • ビタミン不足を補うビタミン剤(内服)

 

脂漏性皮膚炎の初診に適した診療科目

美容皮膚科、皮膚科

 

脂漏性皮膚炎のケア

シャンプーをする際は、湯シャンは殺菌効果がないため向いていません。

 

石鹸系のシャンプーや石油系のシャンプーは皮脂を落としすぎるため頭皮へのダメージが大きくなります。

 

アミノ酸系のシャンプーでしたら刺激は少なく、優しく汚れを洗い流してくれるのでお勧めです。

 

脂漏性皮膚炎時の洗髪は医師の指導のもと行うのがベターですので、医師の指示には従うようにしてください。

 

脂肪分の多い食事、野菜不足は皮脂の過剰分泌を促進しやすくなります。

 

糖分を減らし、油っぽい食事を減らし、野菜を多めに摂取することで皮脂の過剰分泌を抑えてコントロールするようにしましょう。

 

睡眠不足、ストレスはお肌へダイレクトにダメージを与えますので、しっかり質の良い睡眠不足を取るように心がけましょう。

 

マラセチア菌の繁殖を抑える専門のシャンプーは販売されていますが、選ぶ際にはケアするのに十分な条件が満たされているシャンプーをご確認ください。


脂漏性皮膚炎のケアシャンプーの中でも「抗炎症成分」「抗菌成分」入りで皮膚科専門医が監修したシャンプー【カダソン】はお勧めです。


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脂漏性皮膚炎に感染している時は髪の整髪料はしっかり落としてから寝るようにしてください。


外部からのケアも大切ですが、体の内側からケアするとより効果的です。皮脂の代謝を正常にする作用のある栄養素はビタミンB群です。食事やサプリメントで補うことで、より頭皮が健やかに保ちやすくなります。

 

 

しらくも(頭部白癬)

しらくも(頭部白癬)の症状・特徴

パラパラ乾燥したフケ、頭皮にかさぶた、円形脱毛症に似た症状、簡単に髪の毛が抜ける、髪が抜けた箇所が赤く腫れあがる、まれに痒みを発症。

 

症状がひどくなると化膿をおこし、体内に感染するとリンパ節の腫れや発熱を起こし、重症化する。

 

しらくも(頭部白癬)の原因

頭部しらくもは水虫の原因菌であるしらくも菌(白癬菌)の感染によって発症する病気です。

 

しらくも菌は犬や猫からの感染、帽子・タオル・ヘルメットなど頭部に使用するものを使い回す、枕カバーなどから感染することが考えられます。

 

頭部に症状が発生しますが、口、目、内蔵には症状を起こすことはありません。

 

しらくも(頭部白癬)の治療方法

しらくもは放っておいて完治することはまずありませんので、しらくもに気づいたら迷わず病院で治療法するようにしましょう。

 

しらくもは皮膚科で受診し、顕微鏡をつかってしらくも菌(白癬菌)かどうかを検査します。しらくも菌(白癬菌)とわかれば、抗真菌薬の外用薬を使用して治療します。

 

しらくも菌が毛穴の内部まで感染して外用薬での治療に効果が期待できないようであれば、抗真菌薬を内服します。

 

なお、しらくもの場合ステロイドを使って重症化することがありますのでステロイドの使用は危険です。

 

しらくもの初診に適した診療科目

皮膚科、小児科

 

乾癬(かんせん)

乾癬(かんせん)の特徴・症状

毛細血管が拡張し、皮膚に赤み・発疹が出て盛り上がります。皮膚のターンオーバー(新陳代謝)のスピードが早まり、フケのような角質(鱗屑(りんせつ)が発生しボロボロ落ちてきます。

 

頭皮だけでなく、全身に及ぶこともありますが、人に感染することはありません。

 

発症した約半分の方にかゆみがみられます。

 

乾癬の原因

原因は解明されてはいませんが、ストレス、体質、薬剤などが関係していると言われています。

 

乾癬の治療法

乾癬は慢性化の経過をとる疾患で、現在の医療では完治することは難しいと言われていますが、症状のない状態を長期保つことは可能です。

 

乾癬にも種類がたくさんあり、症状によって治療法が異なってきます。

 

外用薬、内服薬、紫外線照射、注射・点滴の4タイプで乾癬の治療が行われます。

 

乾癬の初診に適した診療科目

皮膚科